about dementia

認知症かな?少しでも不安であればまずこの動画をご覧ください

認知症とは

認知症とは

認知症とは特定の病気を示すものではなく、様々な病気による特定の症状が現れた状態のことを意知的な能力や社会的な能力が衰えてきた状態のことを意味します。
現状の日本ですと80歳以上で20%つまり5人に1人が認知症状が現れているということが認められています。
厚生労働省の調査によると2025年までに700万人以上が認知症になっているとう報告が現れており、とても身近な病気症状としてあげられます。

認知症と物忘れの違いについて

誰しもが年を重ね加齢により「つい物をどこに整理したのか忘れてしまった」「車のキーをどこに置いたのか忘れた」「約束の時間と日にちを忘れてしまった」などということは起こります。
これは加齢による物忘れという症状で、認知症ではありません。
なぜならば、「〜をどこかに忘れた」「〜をどこかにしまった」「〜をいつ約束した」など、整理したこと、置いたこと、約束したということは覚えており、自分で自覚がある状態であるからです。
これは一般的にいう脳の老化症状です。
認知症とは体験したことや物を認識できない、また自覚することが困難であり、認知症は、日常生活に支障をきたすほど、知的な能力や社会的な能力が衰えてきた状態で脳の老化とは全く異なります。

認知症と物忘れの比較

物忘れ 認知症
原因 脳の老化 脳細胞の変性など
忘れる範囲 体験した記憶の一部を忘れる 体験した記憶の全てを忘れる
時間や場所の認識 認識がある 認識できない
症状の進行 ほとんど進行しない 進行する
自覚の有無 忘れたことを自覚している 忘れたことへの自覚がない

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中核症状について

認知症には中核症状と周辺症状の2種類の症状があります。
中核症状は脳の細胞が壊れることで起きる症状です。

  • 1 記憶障害、昔のことや、直近にあった事柄が記憶からすっぽり抜け落ちてしまいます。
  • 2 見当識障害、日時、場所、方向感覚などが失われ、自分の置かれている状況が判断できなくなります。
  • 3 判断力の障害、行動の目的が定まらない、行動が自立できない、行動に効 果が期待できない、行動が成し遂げられない等、行動の際に支障をきたします。
  • 4 失語、物の名前がでてこない。
  • 5 失効、服の着方がわからない、電気製品の使い方がわからない。

周辺症状について

認知症の中核症状に対して、異常な行為や行動のことを周辺症状と呼んでいます。
しばしばみられる周辺症状には “攻撃的・興奮”拒否・抵抗する”不安・焦燥感”疑り深い”抑うつ気分”妄想・被害妄想”不眠症”幻覚”徘徊” が挙げられます。
アルツハイマー病では次第に言語能力が低下し、自分の考えを正確に表現することが困難になってきます。
その時、これらの周辺症状は患者さんが自分の要求や気持ちを伝える手段になっているのかもしれません。
すなわち、患者さんにとって不満やストレス、不快感を表現する唯一の方法が周辺症状なのかもしれないのです。
周辺症状が続くと、御家族が患者さんを非難したり叱ったりすることがよくみられますが、これはあまり前向きな対応ではありません。
これらの症状は患者さんがわざと行っているものではなく、あくまで病気によるものなのです。
また、アルツハイマー病を患った患者さんが御家族の期待する人物像であり 続けることは極めて困難なのです。
アルツハイマー病の周辺症状の発現は、認知障害のみが原因ではなく、しばしば他の要因が関連しています。例えば、痛み、空腹、疲労、薬の副作用、脱水、便秘、感冒などの身体的な苦痛を伝えることができないために周辺症状が発現することがあります。
難聴や視力障害があるとよけいにコミュニケーショ ンがとれなくなり、幻覚や妄想が現れやすくなります。
また、心理的な不安があると攻撃的になったり、叫んだり、徘徊したりします。
うつ状態になると涙を流したり、思考力が悪化したり、引きこもったりします。
周辺症状が発現した場合には、これらの要因を特定して適切に対処することで症状が改善してゆきます。