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    認知症チェック

dementia check list

記憶障害 なんども同じことを言う
見当意識障害 日時や曜日を間違える
実行機能障害 慣れた一連の作業(洗濯、料理など)が難しい
妄想 物が盗まれたなど言いませんか?
幻覚 いないはずの人が居ると発言しませんか?
興奮 急に怒り出したりしませんか?
うつ 元気がなく口数が減りませんか?
不安 何度も同じ事を確認する
多幸 異常に陽気になる
無関心 興味があったことに関心がなくなる
脱御制 場にふさわしくない行動をとる
易怒性 イライラしていませんか?
異常行動 同じところをウロウロする

about dementia

認知症の見抜き方

認知症の見抜き方

認知症が疑われる場合の見抜き方として、仕事や家事でミスが増えたかを確認するなどもありますが、質問にどう答えたえるのをみるのも良いとされております。例えば、最近新聞で気になった記事などはあるのか?
するとアルツハイマー病の患者さんは、「わからない」 「新聞を見ていない」 と取り繕うか、あるいは「記事の内容が古い」などと回答されます。
またこのような質問の仕方はご家族が認知症を疑っていると悟られにくいため、日常生活の中で自然と見抜くことが可能です。

離れて暮らす親・家族の様子にも気をつけよう

服が散らばっていて脱ぎっぱなしになっている、台所の整理整頓ができてない、洗濯物が山積みになっているなど、いつもとは違う変化に気づいてあげて下さい。
身の回りのことがだんだんとできなくなってくるのも認知症の症状が進行してきている可能性が高いので、認知症を疑ってみて下さい。
また話しかかけても話を上の空で聞いていたり、返答がない、元気がない、外出している様子がないなど様々ではありますが、これらのことで少しでも気になった方は認知症に詳しい医療機関で検査を受けることを強くおすすめします。
また受診の際に問題となって気になった行動や、発言をメモしておくのも忘れないようにしましょう。

アルツハイマー病と診断されたら

御家族がアルツハイマー病と診断されたならば、次の3つのことを忘れないでください。

1情報源を見つける

地域で必要な情報が得られる場所を知っておきましょう。専門の医師、看護師、ケアマネージャー、 ケースワーカー、患者家族会、老人ホームや老健施設などを確認しておきましょう。

2 支援を求める

自分達だけで全ての問題を解決しようとして、かえって対策が遅れたり、患者さんや介護者が心身と もに憔悴して新たな病気になってしまうケースがあります。他の家族や友達に手伝ってもらったり、専 門家からアドバイスをもらったり、周囲へ支援を求めましょう。他人の介護をする人は、まず自分が健 康でなければなりません。

3前向きに生きる

アルツハイマー病はあなたと家族の生活を大きく変えてしまいます。しかし、それでも良いことや悪 いこと、楽しいことやおかしなことなど人生の様々な瞬間が続いてゆきます。これまでやっていたこと はしばらく置いておいて、別のことを考えてみましょう。例えば、毎朝一杯のコーヒーをじっくりと楽 しんだり、好きな映画を観たりして、ゆとりのある人生を送ってください。

認知症について相談

早期に開始すれば認知症の進行を遅らせたり、症状を緩和させたりすることも期待できることから、「認知症かな?」と思ったら積極的に医療機関に相談して下さい。
認知症は、早期発見・早期診断が最も重要です。
日本老年精神医学会や日本認知症学会のホームページでは、住んでいる地域にいる専門医を探すことができます。